格安SIMや格安スマホを使うメリットは、料金の安さと選択肢の多さです。現在docomoやau、Softbankといった大手キャリアを利用されている方がMVNOに乗り換えると、ほとんどの場合“お得”をゲットすることができるでしょう。格安スマホ・格安SIMのススメ第二回では、MVNOが持つメリットについてお伝えします。

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半額になるケースも!?とにかく安い料金設定

MVNOを利用した格安SIMは、料金が安いのが最大のメリットです。2014年の調査によると、携帯料金の平均額は7200円なのだとか。ただしこれはあくまで平均であり、ヘビーにスマホを使っているような方の場合はもっと高くなってしまいます。毎月1万円以上を支払っている、という方も少なくないのでは?

しかし、格安SIMであれば、ライトユーザーであれヘビーユーザーであれ、適切なプラン選びをすることにより大幅な節約が可能になります。中には、月々の料金が半額になった、という方も。現在の携帯料金に納得していない方には、大変オススメと言えます。

どうして格安SIMはこんなに安い?

ではなぜ格安SIMを使うとそこまで料金を抑えられるのでしょうか?理由にはさまざまなものがありますが、その中のひとつとしてMVNOのほとんどが店舗を持っていない、ということが挙げられるでしょう。docomoやau、Softbankはそこら中にショップがあります。ユーザーは、何か困ったことがあればショップへ駆け込み、問題解決のお手伝いをしてもらえます。

しかし、当然ここには人件費や店舗の維持費がかかっています。そして、それをまかなうために、全てのユーザーにはサービス料金がオンされているのだと言えます。つまり、毎日ショップを利用しても、年に数回しかショップを利用しなかったとしても料金は一緒。これでは、後者の人のほうが損をしてしまいますよね?

MVNOには、こうした親切なサービスはほぼありません。契約を行った後の端末設定や支払の登録などは、自分自身で行わなくてはなりません。また、利用中に何かあっても、基本的には自分で調べて自分で問題を解決する必要があります。

一見すると、「大手通信会社のほうがやっぱり安心」と思われるかもしれません。しかし、近年のスマホは高性能で、ネット上に問題解決のための手法が数多く公開されています。何か起こっても、自分でどうにかできる!という方は、その分料金が安くなる、というのがMVNOの特徴と言えるでしょう。

手軽に他サービスへの乗り換えが可能に!

近年のスマホは非常に高性能です。2年程度使っただけであれば、そこまでストレスを感じることもありません。しかし、多くの人が2年間で機種変更、もしくはキャリア変更を行っています。これは、2年以上同じキャリア、端末を使い続けた場合、料金が値上がりしてしまうからです。

大手プランが打ち出している割引きプランは、ほぼ2年間で値引きが終わります。そのため月々の料金が上がるのですが、その頃には割賦払いが終わるので、見た目上には変わらない料金となるのです。

しかし、すでに支払が終わっている端末を使っているのに、料金がそのままというのは損です。使い続ければ使い続けるほど、本来支払わなくてよいお金を払ってるのと同じと言えます。

その点、MVNOは契約期間という縛りがほぼありません。いつでも別の会社のサービスに乗り換えられますし、途中解約で違約金がかかるといったこともありません。「まだ契約中だから、他に気になるサービスがあるけど乗り換えられない」というストレスを感じなくて良いのです。

まとめ

格安スマホ・格安SIMを上手に活用すれば、今よりも安い料金でスマホを利用することができます。さらに、よりよいサービスが登場すれば、手軽にそちらへ乗り換えることも可能。この2点が、MVNOの大きなメリットと言えるでしょう。