2014年からNISAという制度が導入されましたが、2016年からはジュニアNISAという制度が始まります。
NISAは成人が対象であったのですが、ジュニアNISAはその名の通りに未成年を対象とするものになります。NISAとは簡単に書くと、特定の口座にて投資取引をし、利益が出た時には非課税になるというものでした。

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ジュニアNISAが始まるって聞いたけどそもそもNISAってナニ?

この枠を未成年にも広げようというのが、ジュニアNISAだと考えて良いでしょう。

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では、ジュニアNISAをもう少し詳しく解説していきます。
基本的には従来のNISAと大きく内容は変わりません。しかし、大きく異なる点が2つあります。

1つは非課税となる投資額についてですが、NISAの場合は年間100万円でしたが、ジュニアNISAの場合は年間で80万円となります。

もう1つは、ジュニアNISAの口座内で得た利益は、原則として口座名義人となるお子さんが18歳になるまでは引き出すことが出来ないという点です。利益の引き出しをすることはできるのですが、その場合は課税対象になってしまうので、気をつけてください。

他の面についてはNISAとでは大きな違いはありません。ジュニアNISA口座の期限は5年間であり、最大で制度の継続が8年間できます。NISAでは10年間でしたが、これは導入された年度が2年ずれたという意味です。現時点ではジュニアNISAもまた2023年までは継続されることが決まっています。

対象となる年齢は0歳〜19歳までで、20歳以降からは従来のNISAに移行する形です。ちなみに口座の管理者については親権者が代理で行うことになるので覚えておくと良いでしょう。

ジュニアNISAとは両親がさらにNISAの枠を拡大できる制度だと考えても良いでしょう。ジュニアNISAの導入に伴なって、NISAの非課税投資額も120万円まで拡大される予定であり、さらなる投資への資産流入が期待されています。
両親と子ども2人という四人家族のモデルですと、NISAとジュニアNISAの投資枠は年間で400万円にまで拡大されるので、従来の投資額から倍額になると考えてください。
このジュニアNISAをチャンスに資産を増やせる可能性が高まります。