■お掃除ロボットについて

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「いつかは欲しい便利家電」の常連でもあるお掃除ロボット。

爆発的な人気を誇るアメリカ製ルンバを筆頭に、日本のメーカーからも続々と新製品が登場している中、今では狭い日本家屋において最大のネックであった様々な障害物を避ける機能や、便利なタイマー機能や自動充電などが標準装備されているものが多く見られます。

お掃除ロボットを選ぶ際のポイントとしては、自由走行型のランダムナビゲーションかマッピング型のシステムナビゲーションのどちらが自分のニーズに合っているかの見極めが重要になってきます。

まず、ランダムナビゲーションは、自由走行しているようで実際はいくつかの決められた行動パターンを組み合わせた動きを行うのが特徴であり、その中でも有名メーカー製である高知能型と中国製に多い低知能型のタイプに分類されています。

ランダムナビゲーションは、角度を変えながら何度も同じ場所を巡回することで取り残しを防ぐメリットがある反面、それ以外の場所の掃除が行き届かないなど広範囲の掃除には向いていないと言ったデメリットが挙げられます。

もう一方のシステムナビゲーションですが、こちらは内蔵コンピューターが室内を地図化(マッピング)や位置記録をしていくことで、同じ場所を何度も通らないように掃除をすることができます。

メリットとしては、一度通った場所は避けるシステムが搭載されているため掃除時間の短縮ができることや、30畳や40畳と言った規模の大きな部屋でも掃除が可能になったことが挙げられます。しかし、一度しか通らないことによる清掃力不足や、基本平行移動のため狭い場所の掃除には向いていないと言ったデメリットも指摘されています。

お掃除ロボットを購入するおすすめな時期としては、一般的に掃除機の買い時は中間決算を迎える8月から9月が良いと言われていますが、新製品の発売日に合わせる場合は、発売3か月くらいから徐々に値下がり始め、およそ10か月後には型落ちとして一番安くなることが分かっています。

■人気のメーカー

①iRobot(アイロボット)

アイロボットはお掃除ロボットの人気の火付け役ともなったルンバで有名なメーカーです。
ただシリーズが多すぎてどれを買ったら良いのか分からないと言う人も数多くいると思います。

現在発売されている最新機種980では、「同じ場所を何度も通ることなく1度で完璧に掃除する」ことができる新たな走行パターンを開発することに成功しました。

現行の800シリーズでは吸い込み口をブラシではなく柔らかなゴムローラーにすることで、髪の毛を絡ませることなく掃除ができる工夫もされています。

また、2014年に発売されたルンバはそれ以前と比べてバッテリーの寿命が2倍の3年間となっているため、コスト面や清掃力から言っても2014年以降の製品がおすすめです。

②東芝

東芝のトルネオロボは、消費者の求める「掃除の手間を省きたい」を叶えた掃除ロボットとして人気の商品です。

2014年にフルモデルチェンジされたことで、ジグザグ走行がランダムな動きに変更されただけでなく、従来からの部屋の大きさや形状を把握するカメラセンサーを受け継ぐ形で赤外線や超音波センサーが障害物を感知することが可能となりました。

お掃除ロボットのネックでもあるコーナー付近にあるゴミの取りこぼしは、出っ張るのあるエッジブラシにより軽減されています。中でも上位2機種は、集めたごみやホコリをホームベースで自動吸引する機能が搭載されており、人の手によるごみの回収は月に一度程度のペースに短縮されました。

③シャープ

シャープのココロボは、音声認識によってロボットを言葉で操作できる特徴が人気の掃除機です。

こちらはスマホやiPadの連携により、外出中でもココロボ視点のカメラから部屋が監視できるため、部屋が綺麗になったか確認できたり、部屋を防犯する意味でも幅広く活用できます。

また、シャープが誇る高濃度プラズマクラスター搭載によって、掃除をしながら綺麗な空気の排出や除菌効果も得られます。

最新機種では、より効率的な掃除が可能のスマートお掃除機能の追加や、本体の軽量化に運転時間が大幅増加など、様々な進化を遂げています。