第2回では確定申告・還付申告に必要な書類と収入・支出を証明するための添付資料についてご紹介します。

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申告書A、申告書Bはどっちを使えばいいの?

確定申告を行う理由や目的によって、使用する申告書は使い分ける必要があります。今回は作成が容易で記帳義務のない申告書Aを使用します。

確定申告書はどこで手に入るの?

確定申告で利用する申告書は国税庁のホームページからダウンロードできます。下記URLより国税庁のダウンロードページに移動して、「申告書A【平成27年分以降用】(PDF/366KB)」をダウンロード&印刷してください。やり方が分からない場合には、同ページの「印刷の設定方法」「印刷結果の確認」をクリックすると、ダウンロード&印刷の方法が丁寧に解説されています。

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必要な添付書類

・源泉徴収票
確定申告を行うためには必ず必要です。会社員であれば12月~1月に会社より配布されます。紛失してしまった場合には、会社に再発行してもらいましょう。

【副業を行っている場合】

・1年間の収入が分かる証明書や資料
収入の支払い元が証明書を発行してくれないような業種の場合は、自分でエクセルなどを利用して1年分の収入をまとめた資料を用意しましょう。

【還付申告したい様々なケース】

①盗難・災害で被害を受けた
被害・支出額が分かる証明書が必要です。盗難であれば警察が、火災であれば消防署が被害額届出用の証明書を発行してくれます。その他の災害の場合は、被害を修繕するために掛かった費用の領収書を用意しましょう。

②1年間に払った家族全員分の医療費が10万円以上
自身や家族が入院・出産した際に特に利用されます。医療費の支出を証明する領収書と、下記でダウンロードできる医療費の明細書を用意しましょう。

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③何らかの理由で年末調整を行っていない
生命保険・地震保険に加入している場合には、保険会社が送ってくる証明書を用意しましょう。

④ふるさと納税などの寄付を行った
寄付をした団体などから交付を受けた寄付金の受領証を用意しましょう

⑤資格取得のために使った費用(受験料・授業料・書籍代など)が多い
資格取得のための費用を証明する領収書・レシートと、下記でダウンロードできる給与の支払者が記入した「特定支出(資格取得費)に関する証明書」を用意しましょう。

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⑥住宅ローンを組んだ
住宅ローン控除に必要な書類は下記の通りです。

  • 住民票の写し・・・市町村役場から入手
  • 建物・土地の登記事項証明書・・・法務局に請求
  • 建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し・・・不動産会社との契約書類
  • 住宅ローンの残高を証明する「残高証明書」・・・金融機関に請求
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書・・・下記でダウンロード

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おわりに

いかがだったでしょうか?第2回は確定申告に必要な書類と領収書や証明書などの添付資料についてご紹介しました。本記事を読んでみて、必要書類も少なくて意外と簡単に確定申告が出来ると思った方も多いはず。この機会に気軽に節税できるようになりましょう。