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第5回では確定申告書の提出と納税・還付に関わるいくつかのポイントについてご紹介します。

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▼確定申告の申告期限

確定申告が可能な期間は2月16日から3月15日となっています。3月15日が土日になる場合は翌月曜日までとなります。また、還付申告が目的であれば、それ以前でも確定申告書の提出は行えます。

▼確定申告書の記入に不安がある場合

確定申告書の作成手順は非常に複雑なため、記入すべき項目に不安がある場合や利用したい控除があるのに金額の計算方法や記入方法が分からない場合には、必要な領収書・証明書だけを揃えて税務署に出向いて係りの人間に教えてもらいながら記入しても問題ありません。また、簡単な質問であれば税務署の相談窓口に電話するという方法も有効です。

▼まずは所轄の税務署をチェック

確定申告書は自分の住所を管轄している税務署に提出しなければなりません。確定申告する直前に引越しなどで住所が変更になった場合には、源泉徴収票には以前の住所が記載されていたとしても、引越し先の住所の所轄税務署に確定申告を行いましょう。
また亡くなった方に代わり確定申告する場合は、相続人の住所ではなく、亡くなった方の住所から提出する税務署を選ぶ必要があります。

国税庁のサイトで現住所を管轄する税務署を調べられます。
・国税庁「国税局・税務署を調べる」

▼確定申告書の提出時の注意点

添付資料を忘れたために、自宅と税務署を往復することにならないためにも、税務署を訪れる前には、再度必要な添付書類については確認したほうが良いでしょう。

提出する時期も申告期限ギリギリだと税務署内は非常に混み合うので、できるだけ早い時期に提出するほうが待たされる時間も少ないためにストレスなく提出できます。

▼2つある納税方法

【現金に納付書を添えて納税】
確定申告書の提出と一緒に納税してしまうのが一般的です。納付書は税務署と金融機関でもらえます。コンビニでも納税できますが、納付額が30万円以下の制限があります。

【指定した金融機関の預貯金口座から振替納税】
税務署に口座振替依頼書を提出することで、振替納税を行うことができます。

口座振替依頼書は国税庁のサイトからダウンロードしてください。
・国税庁「[手続名]申告所得税及び復興特別所得税、消費税及び地方消費税(個人事業者)の振替納税手続」

▼還付金はどうやって受け取る?

確定申告書で還付申告した場合には、記入内容や添付資料の審査が行われて、問題がなければ還付金の支払手続きが行われます。支払時期は確定申告時期であっても1ヶ月~1.5ヶ月後に支払手続きが行われます。

【銀行口座への振込】
確定申告書で銀行口座への振込みを希望した場合には、指定した口座に自動入金されます。ただし、一部のインターネット専用銀行には、還付金の振込みができないので、利用する金融機関によっては、事前の確認が必要です。

【ゆうちょ銀行の各店舗又は郵便局窓口に出向く】
確定申告書でゆうちょ銀行の各店舗又は郵便局窓口での受け取りを希望した場合は、指定窓口で直接出向いて還付金を受け取ることができます。

▼確定申告しないとどうなるの?

もしも確定申告を忘れてしまって、申告期限を過ぎた後に気づいた場合は「期限後申告」を行いましょう。

手続きとしては、通常の確定申告とまったく同じです。ここでは詳しく書きませんが、期限後申告は早いほど税務署から受けるペナルティも少なく、期限から2週間以内であればペナルティはゼロ、もっともペナルティが重い場合は本来払うべき税金の15~20%増額された金額を納税しなくてはなりません。

●おわりに

以上で申告書Aを用いた確定申告の紹介を終わります。確定申告は面倒ですが、避けては通れないものです。本記事が少しでもその助けになれば幸いです。