お気に入りの家具を見つけ、手に入れることができたら、できるだけ長く使い続けたいと思うものです。

家具を長く使い続けるためには、しっかりとした手入れを欠かすことはできません。しかし、家具の種類や材質によって、ベストな手入れの方法は異なっていますので、注意が必要です。

小まめに手入れをしていたとしても、もし、それが間違った方法であった場合、逆に家具にダメージを与えてしまうことになるかもしれません。

そこで、今回は家具の正しいケアの方法についてお話してみたいと思います。

room-making

◆ウッド系家具は乾拭きが基本

まず、家具の大半を占めるウッド系の家具についてです。しっかりと塗装などによってコーティングされているものであれば、ちょっとした汚れは乾拭きでも十分に落とすことができます。

むしろ洗剤などを使用してしまうと、塗装やコーティングを痛めてしまう可能性がありますので注意が必要です。

特に研磨剤などが入っているものの場合、一時的に汚れを落とすことができたとしても、コーティングまで落としてしまい、結果として汚れやすくなってしまったり、色むらの原因となりますので注意しましょう。

乾拭きでもなかなか落とすことのできない汚れに関しては、できるだけ堅く絞った濡れタオルなどを使用しましょう。こうすることによって、大抵の汚れは落とすことができます。

ただし、光沢のある加工の施されているものについては、埃が付着している状態で頻繁に乾拭きをしてしまうと磨き傷ができてしまう原因となってしまいます。まずは、埃を払ってから、優しく拭くようにしてください。

◆難しいソファの手入れはどうすればいい?

家具の中でも、ソファはとくに手入れが難しいものの一つです。布製のものの場合、汚れが一度染み込んでしまうとなかなか落とすことができません。

無理にタオルなどで拭いて落とそうとすると、逆に汚れを広げてしまうことになるかもしれません。

布製ソファに汚れが染み込んでしまった場合は、できるだけ汚れを広げないように濡れた雑巾などを上からかぶせるようにケアしましょう。こうすることによって、汚れを広げずに、吸着することができます。

それでも落ちないしつこい汚れの場合、自分の判断で洗剤などを使用するのではなく、素直にプロに依頼すべきです。近年では格安でソファのクリーニングを行っている業者も多くなってきていますので、まずは相談してみましょう。

家具は上手にケアすることによって、いつまでも使い続けることができるものです。お気に入りの家具に、正しい手入れをして、長く使い続けましょう。