設定項目の概要

【設定方法】
YouTube Studioにログイン → 左のナビゲーションパネルから「動画」を選択 → 設定したい動画を選択し、編集したい項目を入力する → 編集が完了したら、画面右上の「保存」をクリックする

  • タイトル(必須):

    動画のタイトル。動画内容に沿ったキーワードを含め、視聴者が観たくなる文言にする。設定項目で最重要。入れたキーワードで検索結果やおすすめに表示されやすくなる。

  • 説明

    動画内容の説明。冒頭の3行は重要。内容説明の後は外部リンクやハッシュタグ、関連動画などを記載する。入れたキーワードで検索結果やおすすめに表示されやすくなる。

  • タグ

    動画に追加できる説明的なキーワード。動画内容に沿ったキーワードを設定する。おすすめ動画や検索結果に表示されやすくなる。

  • 公開設定

    動画の公開状態を設定する。「非公開」「限定公開」「公開」がある。

  • 再生リスト

    動画をカテゴライズして「再生リスト」としてグループ化する。1つの動画で複数の再生リストに登録することが可能。再生リストは検索結果にも表示される。

  • カード

    動画の再生中に「他の動画」「再生リスト」「他のチャンネル」を勧めたり、アンケートへの参加を促す、承認済みウェブサイトのリンクを設定する事ができる。

  • 終了画面

    動画の最後5~20秒に追加でき、他の動画を勧めたり、チャンネル登録、承認済みウェブサイトへの誘導を促せる。

  • チャンネルアート

    チャンネルのヘッダー部分の画像。チャンネルの内容やイメージが伝わる画像を用意する。
    推奨サイズ:2560×1440 ファイルサイズ:最大6MB

    【設定方法】
    YouTubeに編集権限を持つアカウントでログイン → チャンネルのチャンネルアートをクリック → ポップアップウインドウでファイルを選択

設定時のポイント

【キーワードの選定】
動画または台本を見て、動画の内容を表すキーワード、フレーズをピックアップする。
キーワードツールを使ってサジェストキーワードや検索ボリュームを確認した方が良い。YouTubeの検索フォームでもサジェストは簡単に調べられる。出来る限り検索ボリュームが大きいキーワードの方が良いが、関連性が低くならないように注意する。
企業名とブランド名など似た感じの言い方が複数ある場合は、YouTube検索でそれぞれ検索し、どれがタイトルによく使われているのかを確認した方が良い。

タイトルは2~3個、説明文はタイトルに使用したキーワード+入れられるだけ、ハッシュタグは5個程度、タグは20程度使用する。タグは動画内容のキーワードと、毎回共通のキーワードも含めて20個程度にする。関連性の低いキーワードは禁止。
ピックアップしたキーワードから、動画内容と最も関連性が高いキーワードを3つ選んでおく。

  • タイトル:

    60文字程度でユーザーの興味を引くように意識する。
    長すぎると検索結果に表示される際などに省略されてしまうため。デバイス毎の表示にも注意する。
    ブランディング要素で、省略されても良い場合は後ろにチャンネル名や人名を付けるのはあり。
    e.g.)
    タイトル60文字程度 + by チャンネル名
    タイトル60文字程度 + 【チャンネル名】

    キーワードの選定でピックアップした動画内容を表す重要なキーワードを2、3個入れる。
    単語の羅列ではなく、出来るだけ自然なフレーズを使う。釣り過ぎな文言は禁止。
    重要なキーワードを含めつつ、ユーザーがクリックしたくなる文言にしなければいけないので、バランスが重要。
    最も重要なのは、タイトルが動画のコンテンツを正確に表していること。

  • 説明:
    説明欄に設定する順番で記載。

    1. 動画内容の説明文

      動画の内容検索結果にも表示される3行以内を意識する。4行目以降は省略されるので、「もっと見る」をクリックしないと見れない。3行以内に空白行を作らない。
      タイトルに入れた重要キーワードを2、3行以内に含める。
      ピックアップしておいた他のキーワードも、入れられたら入れる。
      検索しやすいキーワードと自然な表現を使う。視聴者と検索エンジン(YouTube・Google)両方にとって「気になる」「わかりやすい」文を意識する。
      最も重要なのは、説明が動画のコンテンツを正確に表していること。

    2. 関連動画(マイチャンネル)

      過去に公開したネタが同様の動画、複数回に分けた連載ものは必須で記載する。記載した動画の関連動画として表示されやすくなる。
      初回の動画などの過去動画は、次の新しい動画が公開され次第、編集し追記するのを忘れないように注意する。
      自分のチャンネルに関連動画が無い場合は、他チャンネルの関連動画を探し記載する。その際、記載位置は⑤にする。クリックされると他チャンネルに流れてしまうため。

    3. 各種リンク

      チャンネルの登録リンクや、メルマガ登録、SNS、HP、ブログなどの外部リンクを記載し誘導を促す。メルマガ登録などは登録時のメリットがあれば尚良い。

    4. ハッシュタグ

      ピックアップしたキーワードから5個程度記載する。最初の3つはタイトルの上にも表示されるので関連性の高い重要なキーワードにする。タイトルにも設定可能だが、タイトルの上の表示がなくなる。タイトルが見にくくなるのでお勧めしない。

      1本の動画に15個を超えるハッシュタグを設定すると、その動画のすべてのハッシュタグが無視される。ハッシュタグの数が多すぎる場合、アップロード動画や検索結果から動画が削除されることがある。15個以内でも、多すぎるとユーザーに嫌われやすくなるのでお勧めしない。
      YouTubeの検索フォームで「#~」でサジェストの確認をして、よく使われるキーワードを選んだ方が良い。

      設定するハッシュタグのうち1つだけ、チャンネル名など全ての動画に共通のキーワードを入れるのも自分の動画の関連動画として表示されやすくなるので、設定した方が良い。

      【ハッシュタグの記載の仕方】
      キーワードの前に「#」を付ける。
      複数のハッシュタグを設定する場合は、改行するか、タグとタグの間にスペースを入れる。
      e.g.)
      パターン1:
      #株式投資 #投資 #企業分析

      パターン2:
      #株式投資
      #投資
      #企業分析

      2つの単語でスペースを入れて1つのハッシュタグにはできないので注意する。
      中点など使えない記号があるので、あいまいな場合は設定後にYouTubeの動画ページを確認した方が良い。

    5. 関連動画(他チャンネル)

      自分のチャンネルに関連動画が無い場合は、他チャンネルの関連動画を探し記載する。記載した動画の関連動画として表示されやすくなる。

      キーワードが被っていて、最新または今でも視聴回数が伸びている動画を選ぶ。
      数十万回再生されている動画の関連動画に、数百回再生の動画が表示される事は殆どない。だいたい同じか、ちょっと上、ちょっと下くらいの力のチャンネルの動画が表示されやすい。バズれば別。

      マイチャンネルの関連動画がある場合は入れなくても良い。チャンネル開始時は特に他のチャンネルに流れて戻ってこなくなるデメリットがあるため。

  • タグ:

    動画を的確に表すキーワード。動画編集画面のタグフィールドで設定可。
    クローラー(YouTube、Google)向け。動画の内容・カテゴリーを認識させて、検索、関連動画に影響を与える。
    タグは動画内容のキーワードと、毎回共通のキーワードも含めて20個程度にする。共通キーワードは「チャンネル名」「チャンネルID」「チャンネルのカテゴリー」「再生リストのカテゴリー」などを全ての動画で入れておくことで、自分の動画が関連動画として認識されやすくなる。
    「アップロード動画のデフォルト設定」で設定しておくと良い。

    動画の検索時には、動画のタイトル、サムネイル、説明などのメタデータのほうがタグよりも重要な役割を果たすため、動画の検索時にタグが果たす役割はごく小さい。
    動画の説明にタグを過度に追加すると、スパム、欺瞞行為、詐欺の禁止に関するポリシーに違反になることもある。関連性の低いキーワードは禁止。数が多くなり過ぎないように注意する。
    最も重要なのは、タグが動画のコンテンツを正確に表していること。

  • 公開設定:

    非公開でアップロードされている動画を、「公開」「限定公開」で即時公開するか、または非公開の中にある「公開するスケジュールの設定」で公開日時を設定するパターンがある。通常はスケジュール設定で公開する。

  • 再生リスト:

    動画編集画面の「再生リスト」を選択し、既存の再生リストから設定したい再生リストにチェックを入れる。1つの動画で複数の再生リストを選択可能。

    新規で作成したい場合は、「新しい再生リスト」を選択しタイトルを入力して作成する。

    動画編集画面で再生リストを作成した場合は、再生リストの説明が設定できないので、再生リストの管理ページ(YouTube Studioのナビゲーションパネル → その他の機能 → 再生リスト)から編集する必要がある。動画の再生順、動画の追加や削除などもここで編集可能。

    再生リストはチャンネルのホームにも表示されるので、複数の再生リストがある場合はホームで表示される順番を調整可能。(チャンネルのホーム → 「チャンネルをカスタマイズ」を選択 → 各再生リストの右上にある編集ボタンの左にある上下マークで調整する)

  • カード:

    動画編集画面の「カード」を選択し、新規タブで開かれたページで編集する。
    設定したいカードを選び、必要な項目を入力する。動画のどこで表示するかを下部のスライダーで調整する。動画のすべての時間で表示も可能。
    設定が完了したら、画面右上の「保存」を選択し、「YouTube Studioに戻る」を選択し完了。

  • 終了画面:

    動画編集画面の「終了画面」を選択し、新規タブで開かれたページで編集する。過去の動画で終了画面を設定済みの場合、「動画からインポート」でその動画を選択すれば同じ設定を使用することが出来る。表示時間の調整は必要なので注意する。
    設定したい要素を選び、必要な項目を入力する。動画のどこで表示するかを下部のスライダーで調整する。要素は最大4つまで設定可能。

    初めて設定する場合は「テンプレートを使用」を選べば一般的なレイアウトが表示されるので、選択後に微調整を行えばよい。

    各要素を画面のどの位置に表示するかをドラッグで調整する。動画要素の比率は変えられないが、サイズは拡大・縮小可能。チャンネル登録要素はサイズ変更不可。
    要素の配置位置は編集画面の青い枠内にしか配置できない。
    スマホでの表示に注意し、要素を詰め込み過ぎず、見やすい・タップしやすいように調整した方が良い。

    終了画面の設定は動画の最後5~20秒にしか設定できない。動画の最後に終了画面用の画像を差し込むか、クロージングのあいさつをしている時の立ち位置に注意して、空いている部分に設定する必要がある。画像を差し込むよりは、クロージングのあいさつ中に表示した方が離脱者は少ない可能性が高いので推奨。

    SNS等のID、お礼・誘導案内のテキストは要素から設定できないので、画像として差し込む必要がある。
    動画が非公開の状態だとYouTubeから確認できないので注意する。
    「カード」「画像・ロゴの透かし」などの他のインタラクティブな要素は、終了画面では非表示になる。
    設定が完了したら、画面右上の「保存」を選択し、「YouTube Studioに戻る」を選択し完了。